鋸山の麓にある千葉県「浜金谷駅」。うーん、いい具合に寂れてますなぁ。

獣道、ときいてどんな苦難が待ち受けているのかと身構えていたんですが、わりといい感じの道が続きます。苔、朽ちて横たわる木々、崩れかけた石段。考えてみれば登る標高差は同じなわけで、参道を行くよりこっちの方が楽かと。多分。

獣道を抜けると、山頂にあるロープウェー乗り場の裏にでた。乗り場付近は売店も多く、人になれた猫がたくさんたむろしている。そして猫に餌付けされた子供も。

頂上についてから、下りながらみた石仏たち。こんなんが道中ごろごとある。

山の頂上付近は異国情緒満点。切り立った石壁は日本のものとは思えない趣きです。戦時中は要塞として使われていたようで、よく見ると壁面には「●●大佐1963年」などの落書きなども。

石像「百尺観音」。超でかい。20メートルくらい？かなりの迫力。その石像がなんなのかは知らんけど。タイの山奥ですとか言われたら信じてしまいそうなくらい、日本とはかけ離れたスケールと空気。

石の大仏が。これまたデカい！ 高さ31メートル。日本最大の大仏だそうだ。よく見ると、後ろの岩盤と一体化してるような。。 削りだしたのだろうか？なんという迫力か。奈良の大仏よりもこちらの方が圧倒するものがあります。

何やら白い小山が。よく見ると小さな人形が山盛りに積み上げられていました。

崖の向こうに見えるのが地獄覗き。クレイジーだぜ。 高所恐怖症の人なら、下から見てても失禁もの。

近くからみた地獄覗き。これまたクレイジー！ この手すりに囲まれた場所までいくのに、またアスレチックのような急なこう配を登らなければならない。ここに手すりを付けた人とかノーベル平和賞もんだ。

先ほどの写真をとったスポットを上から見てみる。思わず「人がゴミのようだ！」と叫びそうになる絶景。ムスカ大佐の気持ちが少しだけわかる一瞬。飛行石持っててもこっからは飛び降りたくない。

地獄覗きから地獄の口を覗く。目眩で吸い込まれそうだ。手すりが無かったら、と思うと「ツララを突っ込まれた気分」になる。